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大相撲裏面史 明治・大正期の八百長
西村秀樹著
発行 2014年6月25日
定価(本体2200円+税)
ISBN978-4-86413-053-0
四六判上製・本文240ページ
【目次】
- 第1章 八百長の流行とその確証
- 八百長の流行/勘定相撲/協会による制裁―八百長の存在の確証―
- 第2章 相撲賭博と結びついた八百長
- 博徒と角界のかかわり/賭博に耽る力士たち/相撲は「賭」で人が入る/賭博と結びついた八百長
- 第3章 角界の組織風土から生ずる八百長
- 昇進・降格等にかかわる星の貸借/八百長の成立―星の貸借のしかた―/情宜から生ずる人情相撲/協会の商策による無勝負
- 第4章 引き分けは兵法か八百長か
- 動かなくなって引き分け/「分綱」大砲/「不動様」梅ヶ谷/国見山―錦絵を見る如く―/八百長崩れ/「無能の分け」「故意の引き分け」も八百長ではない/引き分けは兵法なり/なぜ仕掛けるが不利で、仕掛けぬが兵法か/横綱の引き分け八百長は大目に見られた/引き分け八百長を見抜くポイント/八百長らしき相撲の収拾
- 第5章 八百屋の倅たち
- 谷ノ音―引き分け名人―/鶴渡り─三道楽の人気者―/千年川─大酒飲みで女好きで八百長上手―/綾川と黒瀬川─ハイカラ男と色男―/西ノ海─八百長の問屋―/大正の大横綱栃木山は八百長の名人?/板垣退助訓示の導火となった「太刀山─駒ヶ嶽戦」
- 第6章 八百長の擁護・黙認
- 常陸山の八百長観/相手が病気・負傷の場合/陥落あるいは昇格がかかった場合/八百長の黙認/八百長なんて大騒ぎするほどのものではない
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