情報爆発時代のスポーツメディア ―報道の歴史から解く未来像―
滝口 隆司 著
発行:2018年12月5日
ISBN978-4-86413-113-1
定価(本体1,500円+税)
A5判並製・本文152ページ
飛田穂洲、大島鎌吉、人見絹枝、ラジオ中継、新聞コラム、川本信正、『Number』、『江夏の21球』、沢木耕太郎、玉木正之、人口知能(AI)記者、DAZN……スポーツと報道・メディア・ジャーナリストの歴史をたどりながら、“情報爆発時代”といわれる現代におけるスポーツ報道のあるべき姿を考察する。
【主な目次】
- 第1章 スポーツ報道の歴史的概観
- 第2章 ロボット化する記者の仕事―進化するデジタル時代―
- 第1節 五輪報道に人工知能
- 第2節 競技現場にも機械化の波
- 第3節 DAZNとJリーグの巨額契約
- 第4節 Twitterからの発信を模索する記者
- まとめ
- 第3章 スポーツ・ジャーナリズムの夜明け―新聞・ラジオの時代―
- 第1節 学生野球の父
- 第2節 五輪の哲人
- 第3節 女性スポーツの先駆者
- 第4節 競技者が記者でもあった時代
- 第5節 ラジオ中継初期
- まとめ
- 第4章 娯楽の追求
- 第1節 毎日新聞きっての名文家
- 第2節 報知新聞の「激ペン」
- 第3節 朝日新聞が伝えたプロ野球
- 第4節 テレビとスポーツの相性
- まとめ
- 第5章 Number創刊の衝撃―スポーツ総合誌の隆盛―
- 第1節 江夏の21球
- 第2節 初代編集長
- 第3節 直木賞作家が書くスポーツ
- 第4節 私ノンフィクション
- まとめ
- 第6章 メディアとスポーツの関係―政治・商業主義の対峙―
- 第1節 スポーツ記者の批判精神
- 第2節 世界の現場を知る
- 第3節 スポーツを殺すもの
- 第4節 日本的環境とメディアの矛盾
- まとめ
- 最終章 新時代に向けて
- 第1節 スポーツ報道の発想転換
- 第2節 アカデミズムとジャーナリズムの融合
- 第3節 提言
- 年表・スポーツと日本メディアの歴史
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